蓮華岳 東尾根

あらよっ。

会1の黒木です。今回は先輩との最後の長期山行となった蓮華岳東尾根（2/26~28）について書きたいと思います。

メンバー：大島さん、坂井さん、椎谷、薛、黒木

1日目：2/26　天気：晴れ

7:50　日向山ゲート

8:10　渡渉点

9:00　蓮華岳東尾根とりつき

10:15　1412ｍ地点

13:40　2012ｍ地点

14:30　テン場

ゲートから15分ほど歩いて、渡渉点に到着。会1にとっては初めての本格的な渡渉となった。

私の想像よりは遥かに水深があり、さらに晴れているとはいえ冬の川は冷たかった。結局良い渡渉場所を見つけられず、膝下まで浸かる程の渡渉となった。装備を濡らしては山行を継続できないため、素足での渡渉。

足はこんなにも冷たくなるのかと思うほど冷たかった。渡渉後、雪に足を着いてしまった時、雪が温かく感じた。

この写真は、渡渉後に足が冷たすぎて自分のザックの上でうずくまる私だ。この時、この先の冬山歩きよりも帰りこの川を渡れるのかという不安の方が大きかった。少し時間を取ってもらい、足に血が巡るようになってから山行スタート。

最近は降雪がなかったため、雪面が硬くなっていたので初めからアイゼンを装着しての歩き始めとなった。

地形図を読んで分かってはいたものの、思った以上の急登だった。長期での山行のため、ガッシャーもある程度重く、なかなかきつかった。

思った以上にラッセルがなく、順調に進むことができたため、計画では3日目がアタックだったが、2日目にアタックできるところまで登ることができた。

2日目：2/27　天気：晴れ

4:00　起床

5:10　テン場発

8:10　2654ｍ地点

9:40　蓮華岳山頂

10:05　2654ｍ地点

11:20　テン場着

まだ暗いうちからヘットライトをつけて行動開始。

1時間ほど歩いた後、休憩中にはきれいな朝日を見ることができた。写真を撮るも、いい写真には手が入ってしまうものだ。。その後、尾根の左側に雪庇が伸びていたため慎重にルートを選び進んだのだが、私が先頭で歩いていた時、キックステップを蹴り込むと、右の斜面で雪面から15~20㎝くらいで表層雪崩が発生。危険な斜面だと判断したものの、右は雪崩斜面、左は雪庇で、進めるルートはその間のみ。先輩がロープをつけて登り、その後間隔を大きく取りフィックスで登る。万が一のことがあってもすぐに救助できるような体制を取り、何とか突破。

その後は大きな危険個所もなく、終始天気の良い気持ちの良い稜線歩きだった。

風は強かったが、歩けないほどの強風ではなかった。無事山頂に到着。先輩とこうして集合写真を取るのもほぼ最後かもしれない。。

下山開始。11時半にはテン場に戻り、のんびりタイム。晴れていて寒くもなく心地いいひとときだった。

3日目：2/28　天気：晴れ

6:30　起床

8:00　テン場発

8:35　2012ｍ地点

9:30　1412ｍ地点

10:20　渡渉点

11:00　日向山ゲート

計画では4日間の予定だったが、2日目のアタックが成功したため、3日目に下山。朝は少しゆっくりめの起床。

前日のアタック日に比べると重いガッシャーに登るのが大変だった急登。私は少し置いていかれ気味。もっと頑張らなくては！

何度かツリーホールに落ちたり、ガッシャーに逆らえず転んだりしたが、何とか無事下山。

渡渉も何とかクリア。無事下山完了。

1年間お世話になった先輩と山に行けるのもこれがほぼ最後だった。先輩と比べると私たち会1は、レベルとしてはだいぶ劣っていて、ペースが遅かったり、技術が異なりすぎていたりしたと思うが、こんな私たちと登ってくれてありがとうございました。

4月からは後輩が入ってくるのだけれど、上手くやっていけるのかという不安は多々ある。

しかし、山を楽しむという心は忘れずに、安全第一で頑張っていきたい。

これからもよろしくお願いします。