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走っても走っても進まない夢を見たことはみなさん経験あるだろう。どんなに頑張ってもゆっくりと足が動き、最後に何かに追いつかれる…。 悪夢だ。 しかし、現実でこれを経験する機会は少ないだろう。走るどころか、まともに歩くことができない。さらには真っ白で何も見えない。重荷に喘ぎ、服は濡れ、さらには前の人間のケツから悪臭が…。 悪夢だ。 そんな夢の話をしよう。 ちなみに僕は"昨日見た夢の話をする人間"が嫌いだ。 ・ヒロサコ尾根 12/28〜12/31す メンバー 全員(4年生 3人/1年生 3人) 12/28入山 駐車場から出発 なんと大島リーダー母の送迎付き。 朝食のパンもいただく。 結構量もありまして、僕は初日の行動食も豪華に。ありがとうございます! 槍見舘裏の登山道から入山。 うぉ、トレースあんじゃん。 意外とサクサク進むかと思われる。 5分後… うぁ、トレース終わったよ。 まぁ、いつものことだ。 山で希望的観測はやめた方がいい。 山屋の"あと、もう少し"なんて絶対聞かないほうがいい。 ・夏道なら15分を1時間掛け、年内下山を疑い始めた面々。 ・2人同時にずぼった1年。 ・渡渉でやらかす坂井。悟った人間の顔は面白い 一つ目のピークへはシャクナゲが何重にも壁を築いて進入を拒むが、進撃の巨人の如く突き進む。 数匹の巨人は落し穴にやられ、うなじを切られ、壁を越えることはできなかった。 ・この日はミルフィーユ鍋とケーキ 12/29 薄暗い中出発する。 クリヤの頭への急登が始まるまでは膝ぐらい時々、腰ラッセルが続く。 特に面白みはない。 急登が始まる。 登りと吹き溜まりが相まって、腰〜オーバーヘッドラッセルとなる。 今年もラッセルゾンビ!とまではいかないが、空身ラッセルは強制された。 今日は回鍋肉。 12/30 アタック日 薄暗い中、テントを出る。 朝一から、クライムアップするような急登をこなす。 掘り起こすと古いトラロープが出てきた。 急登を終えるとあとはクリヤの頭への登りだ。 視界が明るくなり、笠は雲の切れ間から顔を見せる。手は冷たいが背中に日を感じる。 思わず叫ぶ。 8時。ようやく稜線にのった。 あとは、この稜線を山頂まで行くだけ。 稜線にのれば雪が締まり、ラッセルは無くなるだろうと予想していたが、全くそんなことない。 ここから山頂までひたすらに雪を漕ぐことになる。 2つの小ピークを登り降りすると、岩や樹木がない、真っさらな稜線となった。と同時に視界も悪くなる。 必死に目を凝らすが真っ白。 右を見ると微かにスカイラインが見えた!と思えばすぐ消える。 雪庇に乗っていないことを祈りながら、ラッセルを続ける。 急に雪の段差が現れ、少しつまづく。 まだ階段が続いていると勘違いし、踏み抜くような感覚に陥るアレに似ている。 夢でこんなの見たことあるなぁ。 赤旗を刺し、次へ。 赤旗もあと僅かになって来た。 とりあえずハイマツを叩いて掘り起こし、気休めの目印にする。 赤旗無くなったらどうしようかな、と相談していると少し視界が回復し、笠へと続く稜線の分岐が見えた。あと少しだ! 最後の登りを終え、1年の椎谷が最初に山頂を踏んだ。 フォーーと叫び、後ろもそれに答える。 12:45。笠ヶ岳山頂に着。 真っ白でなんにも見えないが、目的の山頂に立つことができた。 13:00、山頂に後にし下山に取り掛かる。 やはり明るいホワイトアウトは収まらず、相変わらず見えずらい。トレースも埋まりつつある。 ようやく雷鳥岩周辺に着き、樹林を目安なサクサク進む。クリヤの頭を駆け下り、行きの急登は懸垂で通過し、BCに戻った。 この日は多分回鍋肉。たぶん。 12/31 さっさと降りようということで、暗い中出発。若干迷うがまぁ、どこ降りてもクリヤ谷には降りるから大丈夫だろう。 明るくなり、昨日登った頂きが真紅に染まり始めた。今日登るべきだったなぁ。もう一回行くかぁ。なんて言いながら、重力には従う。 10:00 渡渉点。 案の定、落ちる。 ザックを投げてドボン。 ギリギリまで詰めて、足場崩れてドボン。 と、思えば別のところで一年がドボン。 •4年目にもなると助けるより記録に残して煽ってあげるのが優しさだと信じてる。 2人びしょびしょを連れながら、下山完了。 4年生にとっては最後の、1年生にとっては最初の冬合宿が終わった。 4年目にして初めて冬合宿を完遂することができた。1年生のときは寒波で4日間の缶詰に、2年生はコロナの影響、3年生も時間切れで撤退した。確かにそこまで難しい内容ではないがそれでも目的のピークを望み、ソレを踏んできたことは充実感がある。 さて、これで4年生は卒部っす。 部員問題やコロナ問題色々ありましたがなかなか良い経験をしたんじゃないすかね。 僕らは何を山で学んだんだろう? 果たして何も学んでないかもしれない ひたすらに重荷に喘ぎ続けた時間だったかも。それでも夢のような時間を過ごしたと信じてる。 最高の悪夢だ。 かわちこーすけ
by arayo_arayo
| 2023-03-02 06:55
| 合宿
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