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![]() あらよ。かわちこーすけです。 極楽、浄土、地獄。 仏教に基づく地名はよく見かける。 中央アルプスもその一つだ。 浄土乗越、極楽平、そして極楽尾根。 なぜ極楽尾根と名付けたのだろうか? 極楽平に伸びる尾根だから。はいはい。 では、極楽平の由来は? その答えを探しながら登るのもまた一つの面白味かもしれない。 極楽は、ここから西方十万億の彼方というよくわからない単位の距離にある阿弥陀仏が住まう所だ。まぁ、めちゃくちゃ遠いことは容易に想像できるな。しかし、浄土宗では南無阿弥陀仏と唱えると極楽へ行けるらしい。そんな簡単でいいの? それならアルパインスタイルで行けば確実に極楽に行けるのでは? メンバー 原田、竹田、河内 初日:駐車場〜上松尾根〜玉ノ窪小屋BC 長い長い尾根だった。特別展望がある訳でもなく、やたらずぼるし、荷物はそこそこあるしでひたすらに遠く感じた。 これが西方十万億の彼方か。実際は東に向かってるんだけどな。 ![]() 2日目:沈殿 極風かつ低音かつ極楽尾根が西面ということもあり、次の日に望みをかけて沈殿。 そうやすやすと極楽に辿り着いては、ありがたみが減るというものだ。 ![]() ![]() 3日目:玉ノ窪小屋〜宝剣山荘〜極楽尾根取り付き〜極楽平〜宝剣岳〜玉ノ窪小屋〜上松尾根〜駐車場 3:30に起床し出発する。風は無い。月明かりでヘッデンはいらないくらいだ。 快調に歩を進め、5:20には取り付きへ。 取り付きまでにはA沢を下降。 下りて行き、左手に尾根の末端で崖になるところを過ぎ、左側を見上げると二股に分かれているルンゼが取り付きとなる。これ伝わる? ルンゼをノーロープで登り二股右を少し上がったところからロープを付けた。 そこから60mいっぱいでリッジに到達。 さらに60m伸ばすと第一ピナクルの基部手前に着いた。 ![]() さらに60m伸ばして第一ピナクルを巻き、コルに到達。 ![]() さらにさらに60mを3p伸ばして懸垂点に辿り着く。 ![]() 5mほど懸垂したら、ほどなくして核心の三角岩峰へ。 ![]() 三角岩峰も60mいっぱいで抜けた。 アイス部分に突き刺したり、トルキングをきめたりと非常に楽しいピッチだ。 ![]() 三角岩峰を登りきるとようやく太陽を拝む。あったかい。なるほど極楽だ。 ![]() そこからはコンテで登り13:15ごろ極楽平にトップアウト。 ![]() 無風快晴温暖快適な登攀。 あった。ここにあったよ、極楽浄土。 アルパインスタイルでも来れたよ。 そこからは宝剣をサクッと登り、ベースへ戻り撤収。今度はたしかに西方へ十万億の彼方へ下山する。 帰りもまぁ長い上にずぼるずぼる。 さっきが極楽なら、こっちは地獄。 現世にワカン履くことサボってアイゼンのまま行ったやつが落とされる地獄。 1日いっぽっ。3日でさんぽっ。 4歩進んで2歩ずぼる〜♪ 365日マーチのごとく進み方。 で、 19:15分頃下山完了。 いや〜、下山以外は快適そのもの。 南無阿弥陀仏=アルパインスタイル
Q.E.D
by arayo_arayo
| 2022-02-02 21:55
| 積雪期個人山行
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