戸隠P5尾根~P1尾根下降

あらよ。会3の原田です。

1月15日~1月17日に戸隠に行ってきました。

メンバーは永山(3)、竹田(2)、原田(3)です。

時期も早いし、雪が少ないことは予想していました暖冬のおかげで予想以上に藪でキノコ雪などは見れない山行でした。

<一日目>

7:20　出発

8:20　丸山のコル

13:20　PⅦ手前T.S.

一日目はラッセルも少なく、終盤で2ピッチザイルを出した以外は、サクサク進めた。

雪が少なくて序盤は藪こぎ。
後半で一応ロープを出した。

この日は1時くらいにテンバ。

<二日目>

6:40 出発

7:00　PⅦ基部

8:30　PⅦの肩

13:20　P5

14:20　P3

14:45　P2

16:20　P1　T.S.

朝起きると、標高の低い戸隠にしては珍しく雲海が広がっていた。

　PⅦからは計6ピッチ、ザイルを出した。

　PⅦの肩からのトラバースは上が雪が無さすぎて無理だったため、ちょっと下ってから灌木が多いところを縫うようにルートをとった。二ヶ所ほど灌木もなにもなく恐いところがあったが、草つきにダブルアックスとイボイノシシがバチぎきしてなんとか登ることができた。終了点をつくりPⅦを振り返ると左右の切れ落ちた細い稜上に動物の足跡がついていた。自然の動物ってすごい。

　この日のもうひとつの核心は、他の方の記録でもよく見る『ダケカンバをつかむまでが怖いトラバース』。ここでもイボイノシシが決まって、心理的に楽に登れた。雪があってもなくてもこの２つのトラバースはきっちり怖かった。

　稜線上はP3の下りで懸垂を1回。湿雪でビショビショになりながら進んでP1でテントをはった。

<三日目>

6:00　出発

8:20　蟻の戸渡り

9:00　無念の峰

11:00　望岳平

12:00　下山

無念の嶺から土嚢懸垂を1回。蟻の戸渡でザイルを1回伸ばした。

蟻の戸渡は全然雪庇が発達してない

土嚢懸垂。袋がいつもより少し小さくて手間取った。

後半は雪壁というほど雪がついてる訳でもなく、鎖が出てるところもある始末で、クライムダウンで降りて下山。昼過ぎには車に戻った。

去年感じた戸隠独特のおどろおどろしい雰囲気を味わいたかったが、藪と草つきがメインのクライミングになってしまった。ただ、これはこれで良い経験だったとは思う。また来年、他のルートでリベンジしたい。