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山行メンバー:植野(CL・会3)前田・山口(会2)佐藤優(会1) 1日目(晴れ) 9:50 夜叉神の森発 11:20 鷲ノ住山登山口 12:50 発電所 14:00 あるき沢橋(池山吊尾根登山口) 16:40 1900m近T.S 松本から電車、タクシーを乗り継ぎ夜叉神の森から入山。この日は気持ちの良い快晴で、入山前からテンションが上がる。圧雪が行き届いており、夜叉神の森までタクシーで入ることができた。程なくして夜叉神トンネルに入る。1kmほどの暗いトンネルを出口の光目指して進む。その後もいくつかのトンネルを越え、鷲ノ住山登山口へ出る。鷲ノ住山は南面が切り立っており、南側から見るとちょっとテーブルマウンテンみたいである。雪は地表にちょこっとついている程度であったが、杖代わりにピッケルを装着して進む。岩が出ていて登山靴のソールでは下りづらかったため、下りではアイゼンも装着。赤テープが多数ついているので、それを目印にして発電所に降りた。発電所からは急な斜面を少し登って再び林道に出る。トラロープのついたかなり悪い岩場があり、一年生の優は空身で越えさせ上級生が荷物を上げる形をとった。林道を少し歩くと池山吊尾根登山口に到着する。アイゼンを装着して尾根を登る。歩き始めてすぐに優がかなりバテる。30分ほど歩いたところで、今日はここでテントを張った方がよいのではないかという話が出る。しかし、天気予報によると3日後の2/17日からは冬型が強まる予報で、かなり荒れることが予想されるため、それまでになんとかして農鳥岳は越えておきたい。ということで少し無理して歩き、結局主尾根に乗る直前の1900m付近にテントを張った。テントを張れる場所は下部にはたくさんあるが、1500m付近を越えると主尾根直前まではほぼなかった。 4:00 起床 5:20 出発 6:20 池山小屋 8:00 城峰 10:30 ボーコン沢ノ頭 14:40 八本歯ノコル 18:40 北岳山荘 3日で農鳥岳を越えようと思うと、この日のうちに北岳山荘には到着しておきたい。気合を入れて出発する。1時間ほどで池山小屋に到着。最近人が入っていた痕跡があり、トレースがばっちりついている。そこから4時間ほど歩き、10:30にボーコン沢の頭に出る。八本歯を越えて北岳山荘に行くにあたってまずまず余裕のある時間だと思われる。八本歯のコルへの下りには懸垂2回と一回のfixを要した。最初の懸垂は右側から巻けば不要なようにも感じたが、荷物が重いこともあり万全を期して、ピナクルに捨て縄をかけて懸垂を行った。fixには夏道用の金具を支点として利用することができた。2回目の懸垂は八本歯のコルに下る直前の地点で行った。ここには捨て縄が掛かっていたが、強度に不安があるため自分たちで新たに捨て縄を設置して懸垂。ここで思っていたよりもかなり大幅に時間を食い、八本歯ノコルに下る頃には14:40になってしまっていた。この時点で、この日のうちに北岳山頂をピストンして北岳山荘へ向かうという選択肢はなくなった。ここから北岳へ登る途中、いくつか4人用テントを張れそうな場所があり、そこでテントを張ろうという案が出たが、強風によるテント倒壊のリスクを重く見てその案は見送られた。そのため北岳山頂へのピストンを断念し、一刻も早く北岳山荘を目指すことにした。結局北岳山荘に着いたのは18:40分になってしまった。この日はかなり気象条件が良く、夕方であっても穏やかな気候であったが、日が落ちかけた稜線は相応のリスクを伴うものであり、ここでの判断はシビアなものであった。ザイルワークの手早さの重要性を痛感した一日であった。 3日目(晴れ) 6:00 起床 7:30 出発 8:20 中白根山 9:40 間ノ岳 11:40 農鳥小屋 14:50 農鳥岳 16:20 大唐松尾根2633近T.S この日もよく晴れており、気持ちがいい。出発して2時間ほどで間ノ岳に到着。 農鳥岳山頂 快晴!! ここからは、農鳥岳から東へ続く長大な尾根、大唐松尾根へ向かう。深い雪の尾根を少し下り、急な斜面へ出る。そこを南東へ下ると平たい場所があり、そこにテントを張った。テンバ付近には赤布が確認できた。明日は大荒れの予報。ひとまず強風域から逃れられたことにほっとする。 4日目(大雪) 5:00 起床 6:50 出発 13:30 大唐松山 15:30 大唐松山から南に70m程下った地点 T.S 今日は強い冬型の気圧配置。風は吹いているが、稜上にいた昨日よりは大分弱く十分に行動できる。明るくなるのを待ってから出発する。ここから先は細い尾根が続く。岩がちでトラバースしないと通れなさそうな場所が見えていたため、最初からザイルを出してコンテで行動する。木がたくさんあるため、コンテの中間支点に困ることはない。岩がちな尾根は南側からトラバースして越える。1時間ほど歩いたところでコンテを解除する。それから程なくして2580ピークに到着。ここから東に向かって進む。しかし、この遠くからでもよく目立つピークを私たちは大唐松山と間違えてしまっていた。このピークを下るとすぐに威圧的な岩峰が眼前に現れる。これは南側から少し巻いてから登ることで突破できた。そこからは無数の小ピークを越えてひたすら歩く。そこそこ雪が積もっており、ところどころ落とし穴のように深くズボるため、中々ペースが上がらない。大唐松山に着くころには出発から6時間半経っていた。ここから東に1kmほど進んだ地点から南の尾根に乗って下降するのが正しいのだが、先ほどの間違いを発端とした現在地把握のミスによって大唐松山をそのピークだと間違えた私たちは、大唐松山から南に向かって下降してしまった。この尾根はかなり急であり、途中で懸垂下降を行った。懸垂下降した直下の場所は大雪で視界が悪いながら多少なだらかに見え、悩んだ末懸垂下降に踏み切ってしまった。自分たちがそんなに前の地点にいるはずがないという思い込みや先に進みたいという思いが判断を誤らせた。結局、懸垂した後もなだらかな地形はほんの数メートルしかなく、すぐに急な斜面となった。それでも20m程下り、流石に自分たちの下っている尾根が間違っていることに気が付いた。雪で体がかなり冷えており、今日中に登り返すことは厳しいと判断して狭い場所を無理矢理整地してテントを張る。みんな夏の雨の日さながらにびちょびちょで、テントには水が溜まっていた。 5日目(曇り) 6:00 起床 7:30 出発 9:50 大唐松山 13:30 大唐松山と2346ピークのコル 15:30 雨池山への尾根が続くピーク T.S 氷の塊のようになったシュラフから抜け出し、大唐松山へ登り返す。懸垂した地点は植野さんがノーザイルで登り、他のメンバーを引き上げる形をとる。わずかに70m程の登り返しであるが、2時間をかけて大唐松山へ復帰する。大唐松山からコルへの下りは250m程の高低差がある。最初の100mぐらいこそワカンでさくさくと進めたが、そこからは急な上に岩が出ていたり尾根が細かったりして緊張を要した。懸垂を3回、優と植野さんがスタカットを一回行って大唐松山のコルへ下った。下部の懸垂はワンポイント悪いだけのものもあり、長い捨てスリングがあればそれで事足りるような場所もあった。支点はいずれも木で取ることができた。コルからはなだらかな地形が続き、特に苦戦することなく雨池山への尾根が続くピークに到着した。 6:50 出発 8:10 雨池山 11:20 奈良田に下山 この日は高気圧に覆われて晴れだが、朝は思ったより風が強く、寒い。明るくなるのを待ってから出発する。雨池山への下りは尾根が広くなっており、いかにも迷いやすそうな地形である。別の尾根に入ってしまわないよう注意を払って下る。この尾根にはたくさん目印がつけられていた。特に急な個所や危険な個所は無い。雨池山からはかなりしっかりとしたトレースがついている。ここからは細い箇所があり、雪も少ないためワカンからアイゼンに履き替えて下る。1300m辺りから電柱が立っており、その送電線に沿って導水管まで斜面を下る。急な斜面もあったが木を頼りに下っていく。導水管からは作業道がついており、それを使って奈良田まで下りきった。
by arayo_arayo
| 2017-02-23 00:39
| 積雪期個人山行
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