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アラヨ! また、投稿が続きますが会1の藪内です。 2015年の締めくりとして行われた冬合宿では我々の隊は横尾尾根に行きました。 冬合宿の模様を報告させていただきたいと思います。 少々、簡素で御見苦しいところもあるとも思いますがご了承ください。 メンバーは 会4:小林さん(CL)、北見さん(SL) 会3:蒲澤さん 会2:大槻さん、長谷川さん、山下さん 会1:村上、藪内、山口 以上の9名 12/26(1日目) 中ノ湯―上高地―横尾山荘 中ノ湯から入山。 暗い中、地味に長く,登っているのが少々辛かった釜トンネルを進み、上高地へ。 途中、道が凍っており、転ぶ人続出。 その模様をご覧ください…。 今年は雪が少なかったためか上高地の林道でラッセルもなくサクサク進みました。 小屋には割と早くつき、ゆっくりと休むことができました。 エッセンはすき焼き風鍋で美味しくいただきました。 12/27(2日目) 横尾山荘―P3 この日の予定は第三ガリーから取りつく予定でしたが昨日からの積雪により断念し、それ以上前から取りつきました。笹薮の上に雪が乗っている状態でラッセルに手こずりました。 稜線上に出てからも少しラッセルが出たりもしましたが順調に進み、P3の登りへ。 かなりの急斜面でロープが何回か出ました。 P3頂上にてテン場適地を探し中…。 P3での眺めはなかなか良かったです。 テン場ではちょっとした事件が起こり、山口がキジ撃ち中にブツとスコップ(買ったばかり)の先を谷に落としてしまうということが起こりました(笑) 12/28(3日目) P3―P5 この日の行程はほとんど樹林帯の中でしたが、雪壁、ナイフリッジもたまにでてきたりしてロープを使うことの多い1日でした。 また、この日から先発後発に分かれ、先発はトレース付けをしたり、危険箇所にフィックスを張ったりし、後発は先発にの動きがとりやすいように先発の分の団装を持つというそれぞれの役割を持ち、隊を円滑に進むようにしました。 この先に待ち構えていたのはかなり切れているナイフリッジ。 足場が1足分しかなく非常に怖いところでした。 ナイフブリッジ通過中。 槍も見え始め、天気も最高! 景色も最高です。 先発隊の方たちが活躍のおかげで、後発隊は安全にかつスムーズに進むことができました。 12/29(4日目) P5―横尾の歯―天狗のコル この日は、冬合宿の行程の中での核心部といわれていたのが横尾の歯の通過をしました。 朝から少々風が強かったですが、横尾の歯に到着し、 先発隊の方たちがフィックスを張っている途中で、後発隊は待機。 その後、他のパーティーも来ておい、先に行っていただくことにしました。待っている間はツエルトなどを駆使し寒さをしのぎました。 フィックスを通過中…。 核心といわれるにふさわしく、フィックスを張っていても非常に怖い印象を受けました。 横尾の歯を無事通過後、少し休憩し主稜線に向け出発。 風が強く、一年生は経験不足もあり、上級生が平然と歩いている中バランスを崩してしまうことがありました。 これを機にしっかりと経験を積んでいきたいです。 天狗のコルに着いてもなお、風もかなり強く、主稜線に行くのを断念し、テン場を設営しました。強風の中のテン場作りは一年生にとっても初めてでこれもまたいい経験となりました。 この日の風のすさまじさを語っています。 テン場からの景色をどうぞ。 12/30(5日目) 天狗のコル―中岳―槍ヶ岳山荘―槍ヶ岳―槍ヶ岳山荘―中岳―槍平小屋 朝から天気は快晴。 山口のアイゼンが壊れてしまうトラブルもありましたが、主稜に向け出発。 振り向けば朝焼け、そしてモルゲンロート! この1枚も捨てがたいですね! ラッセルあり、雪壁も立ちはだかりましたが主稜線を目指しました。 主稜線はさすがに風が強かったです。 しかし、槍は目の前! 槍ヶ岳山荘に到着し、他のSACの隊も槍ヶ岳に登頂しており合流することになりました。 槍ヶ岳山頂を目指す…。 SAC、槍ヶ岳に全員集合!!! 槍の穂先から降りそれぞれの帰路につきました。 横尾隊と南岳西尾根隊は大喰西尾根からそのまま槍平小屋に降り、テン場ではお楽しみを楽しみました。 12/31(6日目) 槍平小屋―新穂高温泉 合宿最終日。 新穂高に降りるだけで、黙々と下山。 下山後、温泉(混浴)を楽しみ下界へと戻りました。 この冬合宿ではSACのほとんどが槍の穂先に立つことができたという快挙を成し遂げることができました。 我々の隊は6日間フル行動で先発後発に分けたりなど非常に充実した山行であり、成功させることができました。 1年にとっても上級生の方にとっても充実した冬合宿になったといえるでしょう。 来年度もこの冬合宿を越えるような合宿にしていきたいです。
by arayo_arayo
| 2016-03-10 17:01
| 合宿
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