あらよ。会2渡部です。
4/12鹿島赤岩尾根、西俣出合にて、上級生雪訓を行ってきました。

内容は、
1.雪上支点(スノーバー、デットマン、ボラード、土嚢)
2.スタンディングアックスビレイ
3.FIX工作(復習)
4.1年生指導
5.搬送
他に、コンテニュアスビレイの型の統一・確認をしました。
去年これらをやった斜面には…

デブリ、背丈よりも高く。少し離れた地点で訓練開始!

強度を試す。
バーの横埋めは、設置に時間がかかるがビレイ点には適してる。
縦埋めは、設置が楽な分(方向注意・しっかりと)強度は落ちる。中間支点に適してる。

残置0!って意味で究極の下降点?ボラード
土嚢は懸垂下降点用。ここ最近のSACの活動の中では、戸隠で使用。

FIX工作で、中間支点でバーとデットマンを試す。

最後、雪上での搬送の注意点(寒さ対策、先導、滑走)
を確認して終了。

例年の斜面が使えず、実際のピッケルストップを復習し直せなかったのが残念でした。
が、
技術の習得には、「基本原理」「行為の意味」の理解が不可欠。
知識の整理、それを教えることを念頭に、技術を体に染み込ませていく…
山に入ったら、頼れるのは自分と仲間と道具しかない。
技術は血肉にしないことには、山に入る資格もない。
そして
教える立場になることは、命を預かる立場になることだから
身が引き締まってしょうがない。

おまけ。(デブリにはしゃぐSAC)
訓練山行じゃなかったら、全力で逃げ帰ります(笑)
雪洞・イグルー作り、ビバーク講習(?)
色々学んでいきたいなぁ…
自然に「身1つ」で立ち向かうってのが、楽しい気がします。