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あらよ。引き続き更新 2日目、鶏冠谷右俣 道の駅でいつも通りの朝を迎えて歩きなれた遊歩道を東沢へ 入渓点にはご丁寧に看板が。鶏冠尾根の登山道はここかららしい。つまりは渡渉あり。 ![]() 地図では入渓点から気になるゲジゲジ君が。ゴルジュと言うには物足りないがこんな感じのパートが続く。 ![]() 20分くらいで15m魚止めの滝に到着。巻き道は左岸に明瞭。巻きの雰囲気が漂う中、ワンさん行こうの一言で強行突破。魚は止まってもおれたちは止まらない。写真には写っていない右の凹角~クラックを登る。下部は簡単だけど上部のクラックとスラブがいやらしい。情報によるとⅣ級くらい。体感もそんぐらい。クラックにハンドジャムを決めてごまかしながら体を上げていくきトップアウト。ただ、リングボルトを使ったのは後悔が残る。確かに、少し悪かったけどクラックが走る以上NPでの突破は可能であった。もう少し冷静に、粘り強く頑張れば残置はいらなかったはず。ビレイ点に着いた瞬間、達成感より悶々とした気持ちが先に来た。修行が足りん。 気を取り直しウォータースライダーで遊ぶ ![]() イェイ! ![]() 逆くの字の滝はありがたく残置を使わせてもらう。さっきはあんだけスタイルにこだわっていたのに何たる矛盾。それすなわち、登攀意欲が沸かなかったからに尽きる ![]() 時には流木を橋として使う。自然物をうまく利用するのも沢の楽しみ。「俺は沢屋だ!」で成瀬さんは困難な滝にて細いツルを眺め、もし、あのツルに水をあげて育てたら、またいつかここに帰ってきた時にはあのツルは太くなっていて僕を救ってくれるかもしれない。それもありだ!という、面白い文を書いていた。そんな、一見馬鹿げたロマンチックな考え方はなんかすごい好きだ。 ボッチャンしても、いい天気だから気にしない。 ![]() 二俣出会いの大滝を左岸からさくっと巻くと、あとはナメ滝のオンパレード。 ![]() そして、30m大滝手前にて遡行終了。 ![]() そして、サンショウウオ。秩父の沢はサンショウウオが多い。ポイントさえ解れば簡単に捕まえられる。 ![]() ![]() そんな、サンショウウオを眺め想いは募る あぁ、サンショウウオよ、君は食べると山椒のような味がするらしいが、一生をこの沢の、この一角で過ごすのかい?君の行動範囲はたまには大雨に流され大冒険するかもしれないが。恐らく生涯数十メートル程だろう。支流の支流の枝沢にて、生命を紡ぐことを目的にひっそりと逞しく生きる姿は素晴らしい。だけど、別の言い方をすれば君は井の中の蛙でもある。となりの沢にはもっとかわいい女の子がいるかもしれないし、快適な寝床があるかもしれない。だけど、君はどうすることもできない。それは、君がサンショウウオだからさ。仕方ない。そして、そんなこと興味もないし考えるわけもない。 じゃあ、自分はどうなんだい?おれは人間だ。車だって持ってるし、本気を出せば海を渡ることもできる。だけど、実際はどうだい?身近な環境に満足して、勝手にわかった気になってないかい?それって、先人や世界を駆け巡る人たちから見たら井の中の蛙じゃないかい?外の世界に興味がないのならそれでいい。でも、世界は広いぞ、多分。楽しいことも厳しいことも予想のつかないこともたくさんあるだろう。一歩飛び出してみようじゃないか。「山」という武器をもって。世界中に山はある。山があれば谷もある。その全部が全おれ未踏のフィールドじゃないか!山というフィールドで自分を表現しようじゃないか!じゃないと勿体無い、すごく勿体無い。 サンショウウオを愛でつつ自分を戒めるワンであった。どうだい?この想像力(笑) 登山道ではシャクナゲが美しい。 ![]() 途中シカの死骸を発見。今年はシカがよく死んでいるそうな。その理由は雪解けが遅く餌が足りなかったからだとか。野生の世界は厳しいな。 そんなこんなですんなり鶏冠谷遡行は終了。感想としては魚留めの滝が楽しかった。あとは、これでもかというほどナメが続きただただ美しい。 今回は日帰りの沢を2本だけど、これを沢下降にして、尚且つ沢中一泊にしたらもっと充実しただろう。やはり沢の醍醐味は囲み酒を飲み、岩魚を焼き、冷えて疲れた体を温め、夜は野生生物の物音に緊張しながらまどろみ、朝の到来を待ちわび歓喜することであろう。山の懐にどっぷり浸る沢旅がしたいなぁ。そして、この楽しさを1年生含め多くのSAC部員に伝えたい。色んな山の楽しみ方、リスクを伝えるのが今年のリーダーとしての自分のやりたいことだから。 今週末は錫杖に行って参ります。乾いた岩もまたよろし。 ワン@昼下がりの研究室
by arayo_arayo
| 2014-06-16 13:24
| 沢登り
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