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あらよ、しつこく登場、会4渉です。 3/10~11で涸沢岳西尾根から奥穂高岳に登ってきました。 メンバーは小平(会5) 丸藤 松田(会2) と、自分です。 10日の朝、片野に車を出してもらって新穂高温泉へ。 真冬並みの寒気が入っているとのことで、天気はあまりよろしくない。そのうえ寒い。 最初の2ピッチは尾根の取り付きまでの林道歩き。 うっすらトレースがあったけれどほぼ埋まっていたので時折ズボる。 ここはワンさんがダブルストックで「余裕やで」と飛ばす。 穂高平までいくと、建物の横からカモシカが一頭こちらをじっと見ておりました。 逃げもせず驚きもせず、むしろこちらの方が興奮していたような。 ![]() 西尾根の取り付きからは雪が浅くなり、トレースもばっちりついていて一気にペースが上がる。 軽いキックステップでざくざく登れる。 尾根がとにかく急で高度がどんどん上がって気持ちがいい。 でも時々「壁ですか」というくらい急なところがあったりする。 まぁ、クライミング好きのこちらとしてはいずれにしても楽しいのですが。 2400メートルくらいのところまで上がって、適当な場所を見つけてテン場をつくる。 とにかく寒いし西穂の方から吹雪のような風がごうっと吹くので、防風壁も作った。 夕飯のグリーンカレーを食べ、猥談に花を咲かせて就寝。 が、深夜に防風壁の一部が崩れてワンさんに直撃した模様。 猥談しすぎた罰か? 2日目、計画では穂高岳山荘まで上がって泊まることにしていたが、 アタック装備でピストンしてしまうことになった。 天気は快晴。今日登らずにいつ登る、というくらいの快晴。 これは行くしかない! ![]() 風はそれなりにあるものの、とにかく天気も眺望もいいし、 前日に比べれば気温も高めだったので快適に登っていく。 蒲田富士を越えると穂高連峰から槍ヶ岳までの稜線がお目見え。 ![]() ![]() 蒲田富士直後の雪庇が出た個所は雪が締まっておらずちょっと怖かったが問題なし。 正面に立ちはだかる壁の右に落ちるルンゼを登る(写真右端) ここは雪質によっては雪崩の危険があるけれど、この日は問題なし。 ![]() 再び尾根に上がると、すぐそこに凍てついた滝谷が現れた。圧巻。 いくつか続く偽ピークにちょっといらいらしながら、無事に涸沢岳に到着。 しかし、目的地はここではないのでろくに写真も撮らずに下る。 ![]() ![]() 穂高岳山荘で一息ついて、いよいよ奥穂を目指す。 最初の岩場は、見た目はイカツイものの梯子があるので意外に楽。 あとは岩が混じる稜線を慎重に歩いていけば、山頂の2メートルケルンが見えてきた。 ![]() 念願かなったガンちゃん。実は冬季初の3000メートルだとか。 ![]() 記念撮影。カメラが風で倒され、この写真を撮るのにテイク3くらいかかった。 360度、近くにここよりも高いピークはなし。遠くはありとあらゆる高峰が見える。 いい山頂でした。 あとは慎重に下山。 ![]() 小屋の手前で一度だけ懸垂下降した。 そこからは速かった。涸沢岳を越えてルンゼを下り、細いリッジもさっさと通過して、 ベースに戻ったら2時過ぎ。 さて、テントに収まるか・・・と思っていると、小平さんがボソッと「・・・下りるか」。 ということで、テントを畳んで下山することになった。 実働4日の計画だったので荷物の8割は担ぎ下ろすことになるが、それは考えないことにする。 急な尾根を転がるように下って、取り付きまで1時間。速い。 大喰岳の方に行ったパーティーがいるのか、林道にはトレースがあった。 あとはひたすら足を動かすのみ。全員無言だった。 新穂高温泉に着いたのは日が沈んだ6時ごろ。 こなした高低差を考えると、なかなか濃い一日でした。 平湯で温泉に入っていると、雪が降ってきた。 半ば強引に下山して正解だったかもしれない。 まさかまさかで1泊2日になってしまいました。 好条件に助けられた、の一言に尽きますが、やることは全部やったし、文句なしの山行でした。 でも、やりきった感はありません。 おそらく、今回のメンバーの全員がそうでしょう。 届きそうで今はまだ届かない距離にそびえる山々を目にしてしまったのですから。
by arayo_arayo
| 2014-03-14 17:20
| 積雪期個人山行
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Comments(1)
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