深い闇ほど美しい星空になる

こんにちは。小島です。
単独で、天体写真を撮りに北アルプスへ行ってきました。

期間：2013年8月11日～15日
場所：新穂高温泉～鏡平～双六岳～三俣蓮華岳～雲ノ平～新穂高へ引き返す

以下に、簡単な行動記録と写真を載せたいと思います。
撮影データの書いてあるものはニコンFと28 mmレンズで撮りました。フィルムはコダックのISO200です。データの書いていない昼間の写真はデジカメです。

11日　快晴

8：04自宅＝9：10新島々バスターミナル＝13：30新穂高温泉左俣分岐～17：50鏡平山荘

　新島々までは自転車で、そこからは人生初のヒッチハイクに挑戦。延べ4台の親切な車に乗せていただき、新穂高温泉に到着。ゆっくりと登り始め、鏡平に着いてから夕食のパスタを食べて撮影開始。

北天。全体がくすんだ写真になってしまいました。　F5.6　30分

鏡池から見た槍穂高。池を撮りたかったのですが、絞りすぎて暗く潰れてしまいました。　F5.6　40分



12日　快晴
3：00出発～5：20双六山荘～9：07三俣蓮華岳～10：00三股山荘～22：00就寝

　鏡池で寒さに震えるうちに２時を過ぎたので、チャイを飲んで出発。双六山荘でラーメンを作って食べる。
双六と三俣蓮華は、以前は巻き道を使ったので、山頂に行くのは初めて。眺めが良くて涼しかったです。


三俣山荘で昼寝をしてから夕食。砂肝と乾燥人参の蕎麦。今回、乾燥野菜を初めて作りました。

そして、夕方から三俣蓮華岳に登って撮影。

夕暮れと月。　F8　1/4秒


北天。カシオペアとペルセウスのあたり。シャッターを切る５秒前に大きな流星が横切りました。　F5.6　１１分

風があり寒かったので、２２時にテントに戻って就寝。もっと粘っていれば、流星も撮れたかも。


１３日　晴れ
3:30起床～4:45出発～5:43鷲羽岳～6:12ワリモ岳～8:28高天原山荘～11:25雲ノ平山荘～21:00就寝

　この日はワリモ北分岐から高天原山荘に下りました。
途中、暑くて虫の多い樹林帯がありますが、その前後はいい景色。

高天原温泉に入ってから、雲ノ平山荘まで移動。
テン場は混雑していて、早稲田と信大のワンゲル部がいました。
　山荘の受付に行ったら、「ザワークラウトと焼きソーセージ・900円」の札が。
こちらの夕食と同じではないか！

おやつはタピオカ入りココナッツミルク。

夕食。
気温が低いせいか、乳酸菌の活動がイマイチ。あまり酸っぱくない。でも美味しい。

※上の写真は私が作ったものです。
　山荘で提供しているものは、もっと綺麗で美味しいはず。

そして夕方。睡眠不足になってきたので、金星の写真だけ撮って就寝。
f3.5　6秒



14日　快晴
1:10から3:40写真撮影～弐度寝～5:30起床～12:20双六山荘

夜中過ぎに起きて撮影開始。
北天。なかなか流星が飛び込んでくれない。　F5.6　1時間

東から顔を出したオリオン。 F5.6　30分

早起きの方々は出発していきますが、眠いので寝直し、明るくなってから再び起床。朝食はざる蕎麦。

三俣山荘を経由し、巻き道を通って双六山荘まで。
この日もテン場は混雑していました。
　夕食はスープパスタとザワークラウトの残り。昨日より発酵が進んで美味しい。

そして、この日は雲が多かったので、夜の写真は撮らずに寝ました。

15日　晴れ
2:45起床～4:10出発～5:40鏡平～8:10ワサビ平小屋～9:30新穂高温泉

　下山日。新穂高温泉から松本までのバスが、11:30と13:30の2本しかなく、早い方のバスの発車時間より2時間早く到着してしまいました。
　脚で距離を稼ごうと思い、徒歩で下り始めると、途中のバス停でうまく出会えず、追い抜かれてしまいました。
仕方ないので福地温泉まで歩き、そこで2本目のバスに乗って新島々まで帰りました。
　このバスの運転手が親切な方でした。バス停で居眠りしていたら起こして乗せてくれて、降りるときにも、録音の声と自分の声のダブルのアナウンスで私を起こしてくれました。

　最後に。今回は単独行で、緩い山行だったけど、色々な人たちに出会えたし、初めてのこと（ヒッチハイク、夜の行動、食事のメニュー等）ができました。この経験を元にして、もっと面白いことをやりたいです。