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山域 南アルプス 日程 9月16~22 メンバー 松田浩和(会1) 小林滉平(会1) 加藤了幹(会1) 行程 夜叉神~鳳凰三山~鳳凰峠~広河原~北岳~熊ノ平~塩見岳~三伏峠~荒川中岳~ 荒川小屋~広河原小屋~湯折登山口 昔話になりますが九月の縦走について簡単に書いてみます。(殆ど報告書から抜粋) SACは縦走合宿、剣での登攀合宿を終えた九月一年生だけの一年合宿をします。 計画から全て自分たちだけでやる初めての合宿です。 ちなみに今回は一年生合宿ながらリョーカン氏と僕がいるので平均年齢は21.3歳でした。 0日目 今日は甲府駅に前夜泊。かさいOBにマグロ料理をご馳走になる。山梨県民は海が無いのにマグロが大好きだそうだ。かさいOBありがとうございました! 一日目 天気 晴れ 7:00 甲府駅発 8:40夜叉神峠登山口 9:25 夜叉神峠 10:35 杖立峠 11:40 苺平 12:25 南御室小屋 この日の行程は短く特に問題はなさそうに思えたが加藤が夏縦走以来約一か月ぶりの山行であり序盤から登りでペースが落ちる。しかし、この程度でバテるようでは今後の行程が心配だったので苺平からのラスト1ピッチペースを上げて加藤を無理やり歩かせた。いや、走らせた。日頃のうらみをはらさんばかりにと半ば置き去りにするようなペースで走った。結果的に3時間45分で南御室小屋に到着。しばらくすると天気が崩れ始める。天気図から台風が沖縄付近を北上直接的な影響はないが明日の天気は不安定で曇りないし雨と予想。 あとテン場にエロいお姉さんがいた。少し透けた黒のタイツをはいた赤メガネのお姉さんが。 初日にして男たちの妄想は膨らみあのお姉さんは28歳医療関係という結論に至る。 ただメガネっこは萌えるけど天然系メガネっこには注意が必要やで! 僕は高校時代メガネっこに三回フラれた苦い思い出があります。 二日目 天気 雨のち晴れ 4:00 起床 5:40 出発 6:35 薬師小屋 7:50 観音岳 9:10 地蔵岳分岐(地蔵岳にピストン) 10:15 鳳凰峠 12:10 広河原小屋 夜からパラパラと雨が続き風がやや強い。稜線上での風雨が心配で沈殿も考えたが前半で予備を使うことを懸念して予定通りに行くことにする。案の定稜線上は風が強く時折体がふらつくような風が吹いておりバランスを崩さないよう気を付けて歩く。天気が悪いので薬師、観音のピークはほぼ止まらずに歩き続ける。途中分岐でザックを置き地蔵岳にピストンするが地蔵岳方面は下りの道になっており合っているのか心配になり少し時間がかかる。地蔵岳はガビガビの花崗岩からなる岩がゴロゴロしていてピークにはオベリスクなるデカい岩が聳え立っている。オベリスクに登頂しようと試みたがノーザイルでは危険と判断し諦める。帰って調べてみたらオベリスクの最後はⅣ級ぐらいのワイドクラック。また土日山行とかで登りに行きたいな!10時過ぎ鳳凰峠に着くと雨も止み少し青空が見えた。広河原までは2ピッチを予定していたが調子がいいので1ピッチで下る。この日加藤は調子を取り戻しほぼ先頭でいいペースで隊を率いていた。この日のハイライトは昨日小屋で注目していたメガネのお姉さんとおしゃべりできたこと。そして悔やまれるのは小林がお姉さんが休んでいるところでレストをとらなかったこと。ちなみにリョーカンと小林は年上好きで自分はロリコン傾向。 三日目 天気 晴れ時々雨 4:00 起床 5:10 出発 6:20 大樺沢 1850m付近 7:20 二股分岐 8:35 北岳稜線手前 9:30 肩の小屋 星が広がり天気は晴れ。前日の話し合いでこの日は天気が良ければ翌日の行程を繋げ熊の平までということに。しかし、一時間ほど歩くと雨が降り出しモチベーションが下がる。稜線手前で天気は晴れになり青空と北岳バットレスが見える。ここで松田が晴れているうちに行けるところまで行こうと提案するが加藤、小林のモチベーションが上がらずに小屋に着いてから決定することになる。実働4時間で肩の小屋に着き今後の天気を調べるとこの日は午後から雨予報。計画通り肩の小屋でテン泊する。しばらく休憩して北岳にピストンするが丁度山頂に着いた時にガスが沸き始め視界は無くなる。なんという運のなさと一同日頃の行いを反省しつつ日本第二位の高さに若干テンションは高くなる。この日の行程も道や体調など特に問題なく終わる。天気図から高気圧の接近により明日は晴れと予想。 四日目 天気 雨 5:00 起床 9:40 出発 10:45 北岳山荘 12:20 間ノ岳 12:55 三峰岳 13:55 熊の平小屋 5時起床。予想に反して朝から雨が降る風も強い。強風の中稜線を歩くのは危険と判断し9時半を限度としそれまで待機する。尚、9時半を過ぎても天候が回復しないようなら沈殿。 9時ごろから雨が断続的になり風も弱くなってきたので出発することにする。稜線上は時折強い風が吹くが雨は弱く体感的に温かい。北岳~三峰岳の稜線は難しい所はないが岩稜のためスリップ、落石に気を付けて歩く。間ノ岳周辺は草紅葉が美しく稜線が赤に染まっていた。しかし、三峰岳を過ぎたあたりから雨が強く降り始めみな無口になる。実働4時間15分で熊の平小屋に到着。小屋の人によると丁度今静岡で大雨洪水警報が出ているという。 局所的な雨のようで止むまで軒先で待機させてもらうことに。予想通り10分ほどすると雨は止む。この日は今回の山行で楽しみにしていた3000mの稜線だったが視界が無かったためみなのモチベーションは低く口数が少なかった。自分は一人でうるさかったようだが・・・。無理をせず沈殿という判断もあったと反省する。天気図から高気圧の影響下にあり明日の天気は晴れ。メガネのお姉さんが頭からはなれない・・・ 5日目 天気 快晴 3:30 起床 4:45 出発 6:55 北荒川岳 7:55 雪投沢源頭 8:45 塩見岳 9:45発 10:40 2600m樹林帯 12:25 三伏峠小屋 この日は朝から快晴でテンションが上がる。樹林帯のトラバース道をどんどん進んで北荒川岳へ、北荒川の稜線は西側が崩壊しているがとても気持ちが良い稜線で一同走り出す。目の前には塩見岳が聳え立つ。雪投沢源頭からバカみたいな登り、ペースが落ちるかと思ったが先頭の加藤がいいペースで飛ばしていきそのまま山頂へ。山頂では360度の展望、今までずっと天気が悪かったので写真を撮りまくる。そして各々小休止。気付けば1時間も休憩していた。さて、ここからの下りが今日の核心、一同気を引き締めて下る。予想と反して塩見小屋に30分程で行けてしまいこのピッチは飛ばしまくることに。土田さんと二人で行くようなペースで歩いていき振り返ると汗ダラダラで死にそうな小林が。次のピッチからはスピードダウンしだらだらと樹林帯を歩き三伏峠小屋へ。ここの樹林帯のアップダウンが思いのほかだるかった。小屋の人に広く使って下さいと言われたのでテン場の一角をジャックしてザックの中身全部を干す。臭い。太陽の力はすごく1時間ほどで乾きMAX。明日の天気の予想は晴れ。 アゴ神小林。おもしろいことしろと言った結果がこれ 6日目 天気 雨のち晴れ 4:00 起床 5:10 出発 6:10 2734ピーク 8:35 荒川大崩壊地 9:15 高山裏避難小屋(小休止) 11:55 2750m地点 13:50 中岳分岐発 14:25 荒川小屋 この日は好天予想だったが朝から曇りで1ピッチ歩くと雨が降ってきた。カッパは必要ない程度と期待していたが本降りに、稜線上は風が強く雨が打ち付け体温が奪われていく。小河内避難小屋で一時待機しようと思ったが先頭の加藤がスルーそのまま進むことに。中アの方に前線のような嫌な雲が見える。2ピッチ程で高山裏避難小屋に到着、とりあえず中に入り火器を出し紅茶を飲むことに。小屋の中のノートにはSACがお世話になったことが書かれていたので自分たちもメッセージを残す。雨は止んだが上部のガスは晴れず今日はここでピッチを切ることも検討したが1時間ほど休憩した後出発。荒川前岳までは単調な登りが続き加藤、小林はお疲れ模様。紅葉が綺麗だよと声をかけても相手をしてくれない。少し顔を上げればナナカマドが標高とともに色付いていく様子がわかって風情があったというのに勿体無い。きつくても顔を上げることは安全面からも心に余裕をもつためにも必要。それが出来なければ上級生になった時一年生を連れて歩けない。荒川の稜線に出て前岳を越え中岳との分岐に差し掛かると晴れ間が!中岳にダッシュするが間に合わず中岳避難小屋を偵察に行く。小屋番の人曰く今日の雨は気圧の谷と呼べない程の微妙な谷の影響で雨が降ったらしい。すると目の前にオコジョの子供が出現!人間を怖がる様子はなく目の前30cm程で遊んでいてかわいい。悪沢岳へのピストンは中止し荒川小屋へ下る。 荒川小屋のロケーションは最高で無駄に余った野菜とペミでカレー十人前を作る。夜中近くでウオォォォーという獣の鳴き声が。ここらへん何かいる。明日の天気予想は晴れ。 シカ防止の金網がいたるところに。確かに高山植物の食害を防ぐにはいいかもしれないが景観が台無し。シカの食害は里山で問題になっているがこんなところにまで、個体数を制限するにはどのような対策をとればいいのだろう?やはりオオカミを放つしかないのか?生態を人為的力でコントロールするのは大変だ。ただ環境に人間活動が与えるダメージは深刻で現代種の絶滅は本来の約3000倍という驚くべきスピードで進んでいる。豊かな自然、多様性を維持するにはどうしたらいいのか?山に来るとそういうことを考える。 みんな大好きねるねるねーるね。ねるねは天然由来の着色料を使っているのでお子様にも安心です 7日目 天気 晴れ 4:50 起床 5:50 出発 6:50 2450m樹林帯 8:20 広河原小屋 9:40 名無沢 10:50 板屋沢手前の中州 11:50 湯折登山口 ゆっくり目に起床日課のSAC体操を済ませ出発、話題は昨夜の未確認生物。この日は小渋川の渡渉が待っている下山にして核心の行程、幸い昨日の午後から天気は安定していて増水の心配は無さそうである。大聖寺平から小渋川方面へ下るがあまり人が通っていないようで道は悪いくひたすら樹林帯を下る。シカの食害が目立つ。2ピッチで広河原小屋に付き各々半ズボンやサンダルなどに履き替え渡渉モードになる。ビーサンで挑もうとしたバカな小林は登山靴。高巻きの登山道は荒廃しずっと沢を下る。途中腰までつかる渡渉が数か所出てくるが腰ひもと補助ザイルを使い問題なく渡る。小林は登山靴をびしゃしゃにし渡渉する。道はわかりにくいが赤ペンキで印がしてある。20回ほど渡渉を繰り返しだらだらと工事用道路を歩き12時前登山口に。幸運なことに軽トラのおっちゃんにふもとの温泉まで乗せて行ってもらい今回の山行は無事終了。 一番右の人に注目 そういえばこの山行は雨の日も風の日も晴れの日も全天候半ズボンで挑んだ。 理由は海外の強いクライマーはたいがい半ズボンで氷河とか行っちゃってるから(笑) 9月ともなれば朝一の半ズボンはなかなかきついものがあったけど肌で一日の変化、季節の変化をダイレクトで感じられるからなかなか気に入った。たまには半ズボン山行もいいかもね あとSACは今月の半ばから一か月程の南ア縦走をやります。 一か月の縦走は大学山岳会だからこそできることで強いOBの方もこのようなハードな山行を経験して世界に繰り出して行かれました。底なしの体力こそが国内外でのデカい山行を可能にするものだと思います。 今回僕は諸事情で行けませんがSAC全力の南ア縦走のブログ更新を楽しみにしていてください。
by arayo_arayo
| 2013-02-04 12:54
| 無雪期個人山行
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