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あらよ!たくろうです。 季節外れネタですが最近、昨年の夏縦走の写真を手に入れたこともあり、今更ですがそれについてブログに書いてみようと思います。と言っても自分で文章を書く気力もないので、縦走中にメンバー内で付けていた日記をもとに記憶を掘り返してみたいと思います。 【日程】2012年 8月 12日~ 8月 22日 (実動 9日・予備 2日) 【ルート】北アルプス(欅平~剣沢小屋~龍王岳~薬師岳~黒部五郎岳~双六岳~笠ヶ岳~中尾高原口) 【メンバー】河野卓朗(会3) 丸藤公史 小林滉平 川添貴広(会1) 【0日目】 宇奈月温泉まで、4時間ほどの電車旅。乗換失敗は許されない、冷や汗もの。扉に上半身をねじ込み全員が乗り終わるのをアシストしつつ、無事到着。宇奈月駅近くのおしゃれなカフェ前の足湯で、ほぼ全身入浴、サイコー。夜は駅員さんの計らいで、駅舎待合室の一角をお借りすることが出来た。さあ、明日からいよいよ縦走が始まる、大丈夫か? ![]() 魚津駅にて。ここに自分は入っちゃいけないような気がした(BGM:Stand by Me) 【1日目】晴 09:15 欅平 10:05 水平歩道分岐 12:10 蜆谷 15:45 阿曽原温泉 《今日は、朝から"トロッコ⇒洞窟"のインディージョーンズコースでバリエーションに富んでいた。水平歩道も、遠くから眺めるとなかなかカッチョイイ道で、独特の渓谷美も楽しんだ。欅平周辺の散策だけでも、家族を連れて来たいなんて思った。そういえば、1ピッチ目終了直後に脇の下を蜂に刺された。超痛かったが特に腫れも無く血が出ただけで大事には至らなかった。今日はアップダウンが無かった割にえらい疲れた。 みんなゴメン。もうねむいし、書く気力が無いのでここで終わらせてくださいな。みんなはマジメに書いてね。(たくろう)》 ![]() トロッコに乗車。すごいワクワク感 ![]() おねえさーんバイバーイ ![]() 写真の真ん中、横に一直線に走る水平歩道。ここを開拓した方々に敬礼! 【2日目】曇ときどき雨 05:00 出発 12:30 仙人池ヒュッテ 13:30 池の平小屋 《蒸し暑いテントを出て、温泉に入りたい気持ちを抑えながら出発。予想外にも雨が降っておらず、順調に歩けた。これもやっぱり晴れ男ガンディー(丸藤)のおかげかな?だが、7時ごろぽつぽつと雨が…雨具着るものも、その後すぐに止む…ただひたすらに暑かった。急登コース入ってからは、皆、黙る。静かに登る。皆何を考えているのだろう、と思いながら歩いていた。仙人池ヒュッテを超えてから比較的楽な道を歩くとき、この前に荒川とやって盛り上がった「女の子の名前しりとり」を3人(一年生)でやった。やはり盛り上がる。ここで使い切るのはもったいないので、温存。おさななじみってイイネ!!(小林)》 ![]() 疲労感Max ちなみに、この日印象的だったのが、仙人谷ダム。黒部の山奥に突如として出現する建造物への驚きもさることながら、なんと、登山道が建物の中を通り、屋上へ抜けるという珍しいもの。このダム自体が近代化産業遺産に認定されており、不気味さと同時にロマンを感じるものだった。 【3日目】雨 沈殿!池の平小屋のテント場を満喫する 【4日目】雨のち曇 04:30 出発 08:00 近藤岩 09:15 真砂沢ロッジ 12:00 剣沢小屋キャンプ場 《今日は朝からぱっとしない天気だった。そして自分の腹も朝からぱっとしなかった。前日、沈殿していろんな会話をしすぎたせいか皆、黙々と歩き続ける。迷子になりながらも、真砂沢ロッジに到着。真砂沢ロッジから見た剣沢雪渓は超楽しそうに見えたが、いざ登って見ると超過酷。でも夏合宿のいい予習になった。バテながらもテン場に着くとそこには・・・。エッセンの準備をしていると、皆オナラをこきまくり。まるでオナラ祭り。それらにつられて自分の便秘解消。皆、ありがとう。明日もがんばるぞ~。(丸藤)》 ![]() そういえば剣沢小屋のテン場でマダムにきゅうりを頂きました。味噌をつけて食す、美味! 【5日目】曇 05:10 出発 06:10 別山 07:25 富士の折立 12:00 五色ヶ原キャンプ場 《朝からガスもひどく、ノンアドレナリンだった。いつも通り、初めの1ピッチ目はきつく、しんどかった。風も強く、寒いのが続いた。同じパーティー(高校生っぽい)に何度か遭遇した。ケツらへんのチクチクがかなり自分を追い込んだ。途中、立山付近で一本の時に女の人が多く、4人くらい美人というか好みの人がいた。そのうち二人は黒髪の今風の人で、一人は紫のnorth faceのリュックサックをした人で、最後の一人が一番やばかった。めちゃくちゃタイプ(川添と小林)で本当に幸せだったと思う。下界で見かけたい。室堂からの人の流れがすごく、みんなオシャレだった。途中、3歳の子もいた。縦走中に考えるのは、自分・己のことばっかで見つめ直す、良い時間だと思う。しっかり将来について見据えたい。(川添)》 ![]() 富士の折立 ![]() 獅子岳 ちなみにこの日、山ガールの三大聖地は「涸沢・八ヶ岳・立山」だと確信しました。 【6日目】晴ときどき曇 05:00 出発 09:50 スゴ乗越小屋 13:10 北薬師岳 14:05 薬師岳 15:50 薬師峠キャンプ場 《今日は、池の平での沈殿をチャラにすべく本来の行程二日分をドッキング。恐らく、この縦走の山場となったであろう日であった。 3時15分。目が覚め、あと15分の睡眠を楽しむはずが、東京K業大学の奴らがうるさく、冗談抜きで耳ざわりだった。「ザックアップ」じゃなくて「シャラップ」ぐらい言えよリーダー。起床し、シュラフから出るとえらく冷える。これは晴れたな、と思い空を見上げると星空が広がっていた。こういうのは、女の子と見たいね。初日以来の好天の中の歩きは快適そのもので、きっとみんなの顔もニヤケていたに違いない。行き先が見えるのは楽しく、安心感がある。9時50分、スゴ乗越小屋。本来の行程ならばここで終わりだったが、今日はここからが勝負。薬師までひたすら登り調子であるく。途中、ワンゲル3年の宮嶋君のパーティーと出会う。夏縦走で遭遇するのは、これで3年連続だ。このあたりから、女の子の名前しりとりで3ピッチ程時間を潰すも、北薬師あたりから自然と終了。この辺からみんなキテた。同時に、自分の足の裏にも水ぶくれが出来始め、強烈な健康サンダルをはいているかのようなぎこちない歩きに。テン場が見えた時は思わずガッツポーズ。みんな、体の一部をテーピングだらけにして頑張っている。あと2泊3日、ガンディーと小林の足爪は保持できるのか、川添のかぶれはとれるのか。それは今は山の神のみぞしるのかな。みんなもう少しだ、頑張ろう。(たくろう)》 ![]() 晴れた!みんなが笑顔になる瞬間 ![]() 写真を撮るときだけ元気になりやがる・・・が、それでいい ![]() スゴ乗越小屋にて疲労困憊の小林。まだ半分ですよ~ ![]() 薬師岳山頂にて。みんなヘトヘト、表情にも元気が無い 【7日目】晴のち雷 05:30 出発 05:50 太郎平山 08:20 赤木岳 10:30 黒部五郎岳 12:10 黒部五郎小屋 《昨日の疲れを残しつつ、5時30分出発。天気は晴れ。明るくなると同時に、広々とした高原が視界に飛び込む。急な登りも無く、鼻歌交じりに歩くことが出来た。とても気持ちいい歩き。黒部五郎のふもとあたりから段々と雲行きが怪しくなってきた。山頂では僅かに晴れ間が見えた。そこから小屋まで ![]() 不意に木道から滑り転倒する川添。それを温かく見守り、写真を撮り、手は差し伸べない。それがSAC流の優しさ ![]() 太郎平近辺は北アでも異質な印象を受ける。だだっ広く、気持ちが良い! ![]() 黒部五郎山頂にて。何かを考えているのか、いないのか・・・考え事をしているように見えても、実はボーっとしているだけってよくあるパターン ちなみに、「カールなら大丈夫」っていうのは口から出まかせです。残念だったな小林 【8日目】晴のち雨 05:20 出発 07:00 三俣蓮華岳 08:30 双六小屋 09:30 弓折乗越 13:00 笠ヶ岳山荘 《ついに縦走もあと2日!あと2日と考えるとこんなしんどい縦走ももう少し続けば良いのにと感じながら、プレヒ実行。そして朝一発目から300mUPし、三俣蓮華岳到着。そこで東京女子体育大学の爽やかな先生と仲良くなり、んまた黙々と双六小屋まで巻き道経由で歩く。抜戸岳は見た目「お前ら登れるもんなら登ってみやがれ!」みたいに言っているような威圧感を発していたが、抜戸岳さんの期待通り我々は直登していった。抜戸岳山頂付近でまさかの雨。抜戸岳さん怒らないで~。その後またもや黙々と歩き続けて今日も無事目的地へ到着。 突然ですが、山に登っている時、自分の頭は無心状態と色んな事を考えている(友達のことや女の子のことや自分の将来のことなどなど)状態の繰り返しになっている。そして無心状態と種々な物事を考えている状態との切り替えを、山々の美しい景色が行ってくれている気がする。「物事を考える→山の素晴らしい景色→無心→物事を考える・・・」の繰り返しによって自分の考えている物事がさらに高い次元に昇化していっている気がするのだ(なんか哲学っぽくなってすみません。)とりあえず山の景色はやっぱり最高。またこの4人で縦走をしたいな。(丸藤)》 ![]() 朝日がまぶしいぜー! ![]() 三俣蓮華岳山頂にて。ガスの合間から湧き上がるような槍ヶ岳が見えた。積乱雲フェチの川添が指でフレームを作り、「これポストカードにしたいっすね~」と呟いた ![]() 抜戸岳へ向かう。 【9日目】晴 04:30 出発 09:30 槍見温泉着 最終日。テントから顔を出すと朝焼けで赤く染まり始めた山々が見える。 ![]() その景色に感動するガンディーの様子が忘れられない。言葉にならないのか「うわーマジか うわー」の繰り返し。分かるぞその感じ! ![]() 人々でごった返す笠ヶ岳山頂をそそくさと通り過ぎ、あとはずっと下るだけ。 この道を下れば、錫杖岳のアプローチへと続いている。 ![]() ![]() 見下ろしていた錫杖岳も、あっという間に仰ぎ見る高さまで下りてくる。 小林が「川添!今度登りに来ようぜ!」と投げかけたものの、それは、今となっては叶わぬものに・・・ 残念だったな、小林・・・マジで 終わりが見えてくると、会話も弾む。そして歩調も速くなる。槍見温泉が見えてくると、安堵感と達成感が沸き起こる。 到着!やった、お疲れー!と握手を交わす。よし、あとはひと風呂浴びるだけだ!! ![]() とりあえずみんな脱ぐ。無料の露天風呂があるので、そこに入ってから帰ろうという算段だ。 バスの時間だけ確認して、よし、入ろう!と思った直後、清掃員のおじさんに締め出される。パンツ1枚になったところで、締め出される。どうやら清掃タイムと重なったらしい。看板にも書いてある、ご了承くださいと。 どういうこと!この人でなし!風呂に入るまでが縦走なんだよ!と散々文句を言った挙句、しかたなく我々は・・・ ![]() 川で水浴びをした。 季節は夏。全裸でも暑いこんな時、川の冷たさは実に心地よい。 ![]() 岩から飛び込む。誰が教えるでもなく、SACの皆がここから飛び込んでいる。飛び込んでけよと言わんばかりの、飛込適地 今思い返してみれば、 ![]() ペミカン作り(準備)にはじまり ![]() テント場生活では日常となり ![]() 川遊びで締めくくる まさしく半裸に彩られた、開放的な縦走であった。 巷の大学生よりも、現代のチビッコたちよりも、よっぽど夏休みらしい夏休みを過ごしたように思う。 きっと、一年生にとってはしんどい縦走だったろう。しかしこうして振り返るとき、辛い記憶ではなく楽しかったイメージばかりが思い起こされる感じを、いままさに体感しているはず。それこそが登山の魅力、思い出の不思議だと個人的には思う。 そしてご存じの通り、川添クンはこの縦走を最後に山岳会を去りました。今やりたいこと出来てるのかな?この縦走が良い思い出になっていればいいけど・・・川添、グッドラック! 冬真っ只中の今、山で半裸になんかなったら死んでしまう。ああ、早く半裸ライフを送りたい、そろそろ夏が恋しいぜい!
by arayo_arayo
| 2013-02-02 04:52
| 無雪期個人山行
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