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さてさて、後半戦。 というか、ここからが本番です。 31日 大晦日だ!だからどうということは、特別ないのだが。 この日はアサヨ峰、栗沢山を越えて甲斐駒ケ岳にアプローチする。 高い稜線を歩く時間が長そうなので、心してかかる。 アサヨ峰までの登りで一瞬日が差したものの、すぐに陰ってしまった。 雪は深く、時には胸くらいまである。 風が冷たく、すぐにあちこちが凍り始める。 アサヨ峰直下でアイゼンに履き替え、問題の稜線歩きが始まる。 岩だらけの尾根がずっと続く。 足下をガリガリ言わせながら、どこまで続くか全く見えない稜線を進む。 こういう場面で、日ごろのアイゼン岩トレと強いメンタルが大事なんだよ、1年生諸君。 前夜の雪が思った以上に酷かったらしく、恐ろしい高さの吹きだまりが出来ていたりした。 栗沢山に到着。一瞬我慢して立ち止り、写真を撮ってすぐに下りに入る。 汗かき男エスパーくんの髪も眉毛もバリバリに凍ってしまった。 「レディガガです・・・」という冗談にも元気がない。 幸いなことに、栗沢山から仙水峠への下りはガスがなくスッキリ見えていた。 危険な個所を過ぎて、ひたすら高度を下げて、風の強い峠に降り立ったのは14時近く。 この日もよく歩いた。 峠から北沢峠方面に少し行ったところでベースを設営。 年越しの宿、いやアタックの拠点になるところなので、皆気合が入る。 下地は見事にまっ平らだった。 この日の夕飯は年越しそば。 一度ゆで方を失敗してドロドロの汁をすする羽目になったが、 二回戦では作り方を見直したおかげで美味しくいただけた。 紅白が始まるか始まらないかくらいの時間に就寝。 紅白を観ることは、おそらくあと数年ないだろう。 1月1日 あけましておめでとうございます! 新年の挨拶もそこそこに、闇の中をアタック開始。 予報通り、空は晴れている。 山頂までの道は前日までに登った人たちが散々踏んで高速道路と化している。 アイゼンでの快適な歩行となった。 が、1年生が一人(本人の名誉のために名前は出しません)足の痛みを訴え、 まだスタート直後だったのでベースで留守番させることに。 僕が付き添いで戻り、一人で先に行った本隊を追いかける。 ベースに帰るときにすれ違った人たちをことごとく追い抜いて、駒津峰直下で初日の出を拝んだ。 お天道さま、今年も頼みまっせ。 駒津峰から甲斐駒ケ岳山頂に続く稜線の上で本体に追いつき、ガチャを装備。 さぁ、いざ行かん! 風は強いけれど、十分に動ける。 プラ靴越しの感覚に集中して、一歩一歩蹴り込んで山頂へ。 快晴、とはいかないものの、申し分ない天気の下で山頂を踏むことができた。 ヒジリさんがシャッターを切ってくれたので、ソロの写真をとってあげた。やっぱりのけ反っている。 黒戸尾根の方からも人が続々と登ってきていた。人気だなー。 帰りも足下を慎重に確かめながら下り、安全地帯までとりあえず到達。 振り返ると、雪煙が渦巻いていた。 昼前にベースに帰着して、すぐに撤収。 翌日歩く分を少しでも減らそうと、戸台川方面を目指す。 テント村と化した小屋を通り過ぎ、びっくりするくらい往来の激しい北沢峠へ ここからもう1ピッチ下り、林道の途中でテントを張った。 いい元旦、新しい年のスタートじゃないか! この日の夕飯は、予備日に突入していたのでふりかけご飯。 なんだかひもじいが、ふりかけを好きなだけかけられるというのもこれはこれで贅沢か。 ん?僕が貧乏性なのか? 2日 下山日。この日も例に漏れず暗いうちから歩き始める。 中でヘッドランプの灯りが揺らめく丹渓山荘を過ぎ、戸台川に降り立ってひたすら歩く。 平らな河原がずーっと続く。 空は曇りで、振り返っても山はろくに見えない。 なんだか微妙な気分になるが、それまでの山行を思い出すときは、そんな感じでいいのだろう。 戸台の登山口からコンクリの道をひたすら歩き、やっと仙流荘に到着。 もっと近いと思ってたんだけどな・・・ 皆お疲れの模様。 ということで、バス停で急きょミルクティーを作って飲んだ。 最後に記念撮影。 その後はバスで高遠→伊那市駅に向かい、電車で松本に帰った。 電車は正月だからかびっくりするくらい混んでいて、 こちらがどれだけ縮こまっても迫ってくる乗客の皆さんに戦々恐々しながら立っていた。 「どうしてお風呂に入ってこなかったのかしらねぇ?」というヒソヒソ声を聞いたやつもいたとか。 皆さん、臭い自覚は勿論ありますけど、ご容赦ください・・・(泣) さてさてさて、冬合宿が無事に終わりました。 無事に甲斐駒ケ岳の山頂を踏めて、めでたしめでたし・・・ ・・・ ・・・とはいかない。 山に登るといつも思うのは、「運がよかっただけじゃないのか」ということ。 もしもあの時、もっと天気が悪かった。 もしもあの時、置いた足が数センチずれていたら。 もしもあの時、弱層に気付かずに突っ込んでいたのだとしたら。 「もしもあの時・・・」 その一言だけで、「運がよかっただけじゃないのか」と思えてしまう自分たちはまだまだだなと感じるわけです。 奢ることなくやっていきますよ、今年も。 渉
by arayo_arayo
| 2013-01-28 06:44
| 合宿
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Comments(4)
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T
at 2013-01-28 18:41
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もしもあの時、りょうかんの足がもう少しまともな臭いだったら、私は電車に乗り遅れることは無かったのに・・・
渉、ブログお疲れ様。
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H
at 2013-01-28 20:48
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by
arayo_arayo at 2013-01-29 18:21
最後の写真、アップし直しました
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by
信大山岳会隠れ応援団
at 2013-01-30 00:31
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白樺荘敏腕営業マン様、ありがとうございました。
冬合宿、番外編・本編共々、堪能いたしました。 危険は隣り合わせかもしれませんが、体力・精神力を鍛え、判断力を磨き運も呼び込み、すばらしい経験を重ねていかれますように。 一年生の成長も楽しみに、隠れて、応援しています。
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