3年の小島と小平で、2月22日~23日の二日間、三伏峠を往復してきました。
3月に南アルプスの縦走を計画しており、そのためのデポを設置するのが今回の目的です。
前日の21日に、松本で準備をしました。デポの内容は、3人の6日分の食糧と燃料です。
その後、伊那に移動し、小平の家で一泊しました。
差し入れをくれた卓朗と聖に感謝。
22日の朝、卓朗に車を出してもらい出発。
しかし、通行止めであることを知らずに分杭峠へ行ってしまい、引き返して伊那大島の方からアプローチし直す破目に。
事前に道を調べておくべきでした。
塩川小屋手前のゲートまで車で入り、8時半に歩き出し。天気は快晴。
途中、去年の夏に土砂崩れのあった場所を通過しました。
下山時にはここが1番の危険個所に。
9時10分に塩川小屋、10時半に尾根へ取り付き。
雪は、最初はほとんどありませんでしたが、2000m付近から20~30cmの積雪となり、ワカンを装着。
2300mあたりから、腰まで沈むように。荷物が重く、一歩ごとにモナカ雪を壊しながらのラッセルとなり、なかなか進めませんでした。
17時、ようやく三伏峠に到着。避難小屋に入ってデポを置き、テントを設営。
他に宿泊客はいませんでした。
夕食はマーボーキャベツ。
23日
5:10起床、6:15出発。
雪が新たに20cmほど積もっていましたが、昨日のトレースはうっすらと残っており、デポしたために荷物が軽く、ラッセルもないので楽に下れました。
出発から1時間で、雪はみぞれに変わり、2時間で雨に変化。
冬なのに、雨に濡れての下山となりました。
尾根の下部は凍っており、歩きにくかったです。
尾根から沢に出たのが8時15分。
そして、1番怖かったのが塩川小屋より下の道路。
雨による落石や土砂崩れが心配でしたが、無事に通過できました。
昨日はこのゲートから出発しましたが、帰りはさらに下まで歩きました。
塩湯温泉で携帯電話が通じるようになり、鹿塩のバス停でタクシーと待ち合わせて伊那大島駅まで帰還。
デポ上げは初めてだったので、いい経験になりました。
1日で峠まで上がることができ、良かったです。朝早くに車で送ってくれた卓朗、どうもありがとう!